社会適応障害

冊子の発刊から沢山の方からメッセージや冊子が欲しいと問い合わせを頂いております。

改めて沢山の方が、このとてもデリケートな心のことで悩まれてらっしゃることが分かりました。

 

 

実は私には、今年25歳になる息子がいます。

 

 

息子は中学生くらいから不登校の兆候が現れ、高校には合格したものの、二年生からは全く不登校になってしまい、高校を卒業できなかったことがありました。

 

おかげさまで、その後、通信制高校に通い、2年遅れで高校を無事卒業できました。

 

高校2年の時から2年近く、私は息子が部屋から出てこないので、顔を正面から見ることができず、かなり心痛しました。

 

なんとかしたかったので、色々調べて、
民間のカウンセラーのところに連れて行ったり
学校のスクールカウンセラーに話をしたり
心療内科を受診したりしました。

 

心療内科では色々検査をしましたが、診断結果は

「社会適応障害」と言われました。

 

薬も処方されましたが、息子は全く服用しませんでした。

 

良さそうな本も買って、息子に渡しましたが、一切読んでない様子でした。

 

本当にあの頃は心配で心配で、どうしたらいいのか途方にくれていました。

 

でも息子はある時から部屋から出てくるようになり、バイトも始め、通信制高校にも

通い始めました。

 

2年間の引きこもりの間、彼が何を考えていたのかは知る由もありませんが、何かしらキッカケとなることや、引きこもっているからこそ分かる気づきがあったのではないかと私は今考えています。

 

きこもりの2年間は、必要なことだったのだと。

 

その後、お弁当屋さんの店長も務め、今は県外で自立して頑張っております。

 

その人にはその人の役割、ペースがあるんだなと息子のことを通して、私は気づきを与えて頂きました。

 

今では、社会適応障害の面影もありません。

 

心療内科の先生の言葉を鵜呑みにする必要はないと私は自分の経験から思います。

 

 

子供の素晴らしい個性を受け入れて、我が子を信じて、良い面を生かせるように協力できるところはしながら、見守り続けたらきっと何かキッカケが訪れると信じています。

 

 

その子を想う愛が全てを動かしていきますよ〜💕💕

このような経験や気づきを与えてくれた息子に感謝しています❗️book