厚労省が「産後うつ」予防へ助成

今日の西日本新聞の一面に「産後うつ」予防へ助成の見出しが目に飛び込みました。

 

私は以前24年前に、「産後うつ」になりました。

 

「産後うつ」とは、出産後の母親が、育児への不安や重圧によって精神的に不安定になり、深刻化すれば「虐待」「育児放棄」「自殺」を招く恐れがありますので、決して誰にでも起こりうるのです。

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今では「産後うつ」は約10人に一人が経験すると言われていて、重大性が問われています。

「産後うつ」を放置し、悪条件が続けば「うつ病」に移行してしまうことは周知です。

24年前に経験した私から言わせれば、もっと早くからこの助成があれば、私ももしかしたら17年間も「うつの薬」を飲まなくてすんだかもと思わずにはいられません。

 

今から24年前の1993年ごろには、「産後うつ」や「うつ病」という言葉も皆無で、本当に色々な悪条件が重なると自分一人ではどうすることもできずに、途方に暮れて孤独と恐怖に駆られしんどかったこと、今でも鮮明に覚えています。

 

私は、「産後うつ」の苦しさを経験していますので、精神的に不安定になりやすいお母さん方の力になりたいという想いがあり、心理カウンセラーになったと言ってもいいかもしれません。

 

来年度から厚労省が「産後うつ」予防のため助成してくれることは、本当に嬉しく思いました。

 

もっともっと赤ちゃんを育てるお母さんに優しいしくみを作って頂けると、出生率も上がるのではないかと思う今日この頃です。